新型コロナウイルスの感染拡大により、日本の地方空港は観光客などの激減により、大きな苦境に立たされている。しかし、こうした事態もそう遠からず落ち着きを取り戻し、その時、新たな地方空港の在り方が問われる。
特に、コロナ後の地方空港の運営には、インバウンドと国内旅行のバランスをよく考慮の上、新たな観光コンテンツ等を開発、「行きたくなる空港とエリア」の創出が、次世代のツーリズムを支えることになる。
サプライチェーンの過度な海外依存や東京一極集中の危険性が明らかになったいま、産業の国内回帰、機能の地方への分散という考え方が広まりつつあり、これに伴い地域を結ぶ拠点である地方空港の役割は極めて重要である。